「ナノバブル」の技術

「ナノバブル」とは

ナノバブル水素水

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「ナノバブル」と謳っている水素水製品が販売されています。

ナノバブルとは

水中に溶解する水素の気泡(バブル)を、特殊な技術によって極微小(ナノレベル)にしたものです。
ナノとは、基礎となる単位の10-9倍(=十億分の一、0.000 000 001倍)の量であることを示します。
ナノバブル(nano bubble)とはnanoサイズの泡 = 100万分の1mmサイズの気泡です。

 

「ナノバブル」は、微細な気泡なので、厳密な定義は応用分野や生成方法によって異なっています。
一般的には1μm以下のナノメートル単位のものがナノバブルと呼ばれ、気泡が極小のため、発生させても肉眼では透明な水に見えます。
現在、種々の分野において研究が行われているものです。
水素水においても、この研究が進んでいます。

 

ナノバブル水素水とは

ナノバブル技術で水中に豊富な水素を溶け込ませた水がナノバブル水素水です。

 

通常水素は抜けやすいですが、ナノバブルにすると、気泡の回りにイオンの膜のようなものができて、はじけることもなく、くっつき合って気泡が大きくなることもなく浮力も付かず、安定させることが可能になります。
そのため、気泡内の圧力が上がって、通常の飽和濃度よりも多くの量を溶解することができ、溶液中の気体濃度を、通常の飽和濃度(水素は1.6ppm)以上に充填することができる、水素がすぐに抜けないのだそうです。

 

この小さな気泡を多く含んだ水素水を飲むと、体内への浸透力が速まるとも考えられています。

 

ただし、とても難しい技術で、研究費がかさむので、経済的ではなく、高度な技術を要するもののようです。

 

先ほどナノバブルの気泡が極小のため、発生させても肉眼では透明な水に見えると書きましたが、水素水の場合はナノバブルの水素ガスによって水が白濁するようです。

 

 

「ナノ」商法に注意!

目に見えるものではないので、「ナノバブル」と謳っていても、ナノバブルになっているのかどうか、真偽はわかりません。
「水商法」は、メーカーを信頼するしかありません。

 

いろいろと水素水のサイトを見てみましたが、ナノバブルとか、ナノ水素水とか、宣伝文句でただ謳っている所が多いです。

 

「当店の水素水は、水素が抜けにくい技術で生成しているので、料理で煮ても沸騰させても大丈夫です」と書かれていました。
水素は80度以上、沸騰させると完全に抜けてゼロになります。
こういう宣伝文句を平気で載せることからして、水素のことを理解できていません。

 

そんなメーカーの商品が難しいナノバブル技術を採用していないのは、一目瞭然です。

 

ナノバブル水素水と謳って、ペットボトルに入っている商品もありました。ペットボトルに入っている水素水はふさわしくありません。

 

 

新しい技術「ナノバブル」が多くの水素水に取り入れられていったら、、水素水の概念が変わります。
水素が抜けやすいということを、沢山このサイトで語っていましたが、水素を常温下で高濃度に維持できる水素水だと、抜けるということを、それほど考えなくてもいいのです。抜けないと言っても持続は24時間のようで、始めの半分以下にはなるようです。

 

水自体、常温で長期に保存できないものです。
それほど水素水を保持、保存させることは考えず、はじめに飲む時点での水素濃度の濃さにこだわる方が良いと思います。

 

「ナノバブル」という言葉は、一部のメーカーにおいて、一人歩きしているような感じもあります。

 

水素水については、「ナノバブル」は、宣伝文句の一つとして受け止め、それほどこだわる必要はないと思います。

 

アルミパウチ水素水の名のバブル製法は本物

但しアルミパウチの水素水をメーカーが生成する場合は、ナノバブル製法を使うことは技術的に可能です。
各メーカーの充填時の溶存水素濃度が高くなってきています。

 

 

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