水素水についての定義が公的に発表される

2016年の水素水の解釈について

新水素水とは

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水素水の効果効能についての懐疑的な報道やバッシング記事が相次いでいる中、国立健康・栄養研究所は水素水を「有効性に信頼できる十分なデータが見当たらない」とデータベースに記載しました。
そのことでさらに「水素水に効果がない」という論争が加速していますが、実際はどうなのでしょうか?

 

「有効性に信頼できる十分なデータが見当たらない」と 国立健康・栄養研究所の見解について

独立行政法人国立健康・栄養研究所とは

大正9年(1920年)に内務省の栄養研究所として誕生。その後平成13年より「独立行政法人国立健康・栄養研究所」と名称を変更。
「国民の健康の保持・増進及び栄養・食生活に関する調査・研究」により、公衆衛生の向上及び増進を図る公的機関。
食生活や運動を通じた健康の維持増進、健康食品や栄養療法についての各種情報提供を行っている。

国立健康・栄養研究所は、「水素水」を素材情報データーペースに付け加え、人への有効性について「信頼できる十分な情報が見当たらない」と記述しています。
しかし『国立健康・栄養研究所』は消費者を守るための厳しいスタンスにたっており、日常的に取り入れられている水素以外の多くの素材に対しても、同じような表現が記されている場合が多いです。
決して「信頼できる情報が見当たらない」のではなく、「十分な情報が見当たらない」のであって、水素の効果効能を真っ向から否定されているわけではありません。
太田成男教授が国立健康・栄養研究所に出向いて、いろいろとお話しをされたようです。その内容が「太田成男のちょっと一言7/9」に記されています。

一部だけの文言だけでなく、全体を見渡して、この情報を正確に利用することをさらに啓発していただきたいと思いました。(太田成男のちょっと一言7/9)
と締めくくっておられました。

 

 

その後「太田成男のちょっと一言2016/9/3」では、

「水素水の有効性の評価は実は悪くない:国立健康栄養研究所の評定をみて」というタイトルで、水素水に対しての「ヒトでの有効性については、信頼できる十分なデータが見当たらない」プラス「現時点における水素水のヒトにおける有効性や安全性の検討は、ほとんどが疾病を有する患者を対象に実施された予備的研究であり、それらの研究結果が市販の多様な水素水の製品を摂取した時の有効性を示す根拠になるとはいえない。」という評定は、Aランク+αの良い評定であると解釈できる
と記されています。

 

水素水の定義

今まで水素水には決まった定義がありませんでしたが、国立健康・栄養研究所のデータベースでは、次のように水素水について定義されています。

水素水とは、水素分子(水素ガス)の濃度を高めた水である。

太田成男教授も、
『今まで、公的機関で、水素水の定義をしたところがなかったので、これからは、この定義を使う事になると思います。この点については評価し、御礼を申し上げてきました』と記されています。

 

水素水の調製法

(1)加圧下で水素ガスを水に充填する方法
(2)マグネシウムと水、あるいはアルミニウムと酸化カルシウムと水の化学反応により水素分子を発生させて溶存する水素分子濃度を高める方法
(3)水の電気分解により陰極側に発生した水素分子が豊富な水を利用する方法
電気分解により調製された水は、還元水素水、アルカリイオン水、電解水素水などと呼称されることがある。(参照:太田成男のちょっと一言2016/7/9)

 

産経新聞の「水素水はアルカリイオン水か」の記事に対して、太田教授は下記のような反論記事を記されていました。

分子状水素は、水の中でpHを変化させることはなく、イオン化もしない。水素水の多くはアルカリイオン水(電解還元水)というのは明らかな誤認である。

確かに、以前アルカリイオン水製造機として販売していたのをそのまま「水素水製造装置」として名前を変えて販売している会社が少なくとも2社あることは私も知っている。しかし、「今話題の水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」と書いてはならないだろう。(引用:太田成男のちょっと一言2016/5/25)

 

しかし今回、データベースでの水素水の定義の中に、「還元水素水、アルカリイオン水、電解水素水」が含まれており、今回そのことを認められています。
7月6日のブログでは、電解水素水の農業利用研究や医療の血液透析への導入についても評価されていました。それまではそれらは、「分子状水素」とは線引きされていました。
太田教授のお考えの中の「水素水」という定義の幅が広がり、消費者にはわかりやすくなりました。

 

しかし「還元水素水、アルカリイオン水、電解水素水」と天然水などに圧力をかけて水素ガスを溶かし込んでいる水素水や電気分解などにより生成されている中性の水素水とは、水素濃度が違います。

 

話は違いますが、データベースには、『水素水を1日1.5リットル〜2リットル飲んで、体調不良の訴えがあった件については、「マグネシウムスティックにより水素を発生させた水素水」』と限定して記載してあるそうです。
正しい水素水を取り入れなければ、健康被害も出るということです。

 

水素水の理解について

 

医療面では、水素ガスの吸引効果だけでなく、水素水の飲料、水素溶液点滴など様々な水素分子(H2)の投与方法によって、臨床面でも検証され、良い結果が出ています。
病気の人に医療による水素の効果はあっても、健康な一般人が市販品の水素水を飲んでも、効果はない、という解釈は間違っています。

 

健康な人が日常的に「水素水」を摂取することの是非については、「健康体への水素水摂取の効果効能について」の論文が公表されるまで、現在の議論は続いていくのでしょうか?

 

そもそも水素水について、水素は水に溶けないという根本的な点で批判されていますが、1気圧下では、水1リットルに1.6mgのH2が溶けることがわかっています。
水素分子が確実に溶け込んだ水を飲んで効果があることは、否定できないことです。
効果があると実感できるから、水素水がここまでブームになっているのです。

 

良いモノでも、悪いモノでも、科学的に証明されていない事は世の中には多いです。
水素水や水素に関しては、インターネットの普及により、情報が氾濫し、反対意見を言うことが正義のようなオカシイ風潮があります。
バッシングをしている人たちの中に、実際に水素を取り入れた生活を送った人がいるのでしょうか?
すでに400以上発表されている論文を真剣に読んだ人がいるのでしょうか?

 

インチキ水素商品に注意

水素商品について、インチキ商品が多くあること、しかも全般に価格が高いことも、正しい議論の弊害になっています。

 

先の国立健康・栄養研究所の話でも、水素水が有効だという記載をすると、悪徳業者がそれを利用して、悪徳業者を介して消費者に不利益が出るという懸念もあるようです。
目に見えない、においもない「水素」なので、悪徳業者がはびこっているというのも、「あやしい」「疑似科学」ということに拍車をかけています。

 

水素水商品は2016年時点で120種類を超える商品が存在しているそうです。今後その数はさらに増えていくことが見込まれます。
商品の中に含有されている水素濃度が大切です。

 

水素濃度,jpが発足

水素濃度を実際に測って知ることができる水素濃度,jpが発足されました。
このHPでは、水素水についての解説も掲載されています。
本物の水素水をとりいれた水素生活を送りましょう。

 

厚生労働省副大臣と太田教授が「水素水」について面談
(太田成男のちょっと一言2016/9/1参照)
水素水は健康食品として、病気の予防に貢献すべき

水素水を効果効能を標榜できる医薬品にしてしまうと健康保険財政を圧迫する可能性があるので、「機能性表示制度」を利用するべきという副大臣のお考えで太田教授と一致したものだったそうです。
・水素ガス→救急医療の医薬品
・水素水→慢性疾患予防のための機能性表示食品

 

水素の効用はみとめられるものの、公的な機関としては肯定した見解を示すことができない状況のようです。

 

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