水素水とは

水素水とは?

水素水

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水素水とは、分子状の水素(H2)が溶けこんでいる水のことをいいます。

 

水素分子には、老化や様々な病気の原因とされる「活性酸素」を消去する働きがあります。

 

悪玉の活性酸素を消して、シミ、しわを予防、疲労回復も促すと言われています。
その水素の抗酸化作用が健康や美容、医療の現場で注目されています。

 

 

水素は、どのように体内で作用するのか?

 

水素研究の第一人者、日本医科大学大学院医学研究科の太田成男教授によると

 

「水素は体内で活性酸素と反応して無害な水に変化する。特に水素には、酸化力の強い“悪玉活性酸素”のみに反応して消去する働きがある。
血管を作ったり神経機能や機能や免疫力を高めたりする有益な“善玉活性酸素”は消去しない」と。

 

酸化させる悪玉活性酸素

 

 

水素分子には、人間の体を酸化させる、悪いもの(悪玉活性酸素)だけ消去し、酸化を防いでくれる働きがあるのです。

 

これにより体全体の臓器の機能を高め、紫外線によるシミやシワの予防、疲労回復、免疫力アップなどの効果が期待できます。

 

水素分子はダイエットやメタボ予防にも効果を発揮してくれます。
脂肪燃焼を高めて脂質代謝を促す作用があります。
体内で脂質代謝に関わる酵素やホルモンの分泌を増やす働きもあります。

 

その他、動脈硬化や糖尿病など、酸化による病気を予防する効果が多数報告されており、医療分野での活用も期待されています。

 

その水素分子が高濃度に含まれている水が、水素水です

 

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水素分子とは?水素分子の働き

水素分子(H2)は宇宙で1番小さな分子です。
中学生の頃に、「スイヘイリーベ…」と言いながら元素記号を覚えましたね。
一番最初にあったのが「スイ・H」の水素原子でした。
この二つの水素原子を水素分子といいH2です。

 

自然界では水素原子は水素分子の状態でしか存在しないので、おおまかに水素といえば水素分子のことといってもいいです。

 

水素分子は、脂溶性と水溶性を兼ね備えているため、細胞の隅々まで到達して、体に不要な悪玉活性酵素を除去します。

 

活性酸素を除去

 

水素はビタミンCなど、他の抗酸化成分と異なり、小さいので細胞膜も容易に通過して細胞の隅々まで速やかに届きます。

 

そして活性酸素と反応して水になり、人間の体に悪い作用をする活性酸素を無害化します。

 

脳には血液脳関門という関門があって、余分な物質は脳に入らない仕組みがありますが、
『水素分子は、血液と脳の組織液交換を制限する血液脳関門も通過できるため、脳細胞に到達します。(太田教授)』

 

水素分子が含まれている水が、水素水です

 

水素水を飲むと体内のあらゆる場所へ拡散していきます。
10分程度で内臓などへ吸収されます。

 

吸収されなかった余分な水素は、水素ガスとして1時間くらいかけて呼気として排出されます。

 

 

「水素水」と称しながらも、「水素分子」が含まれていない、あるいは低量しか含まれていない商品もあります。

 

「水素分子」がある基準以上含まれていなければ、体に有効な「水素の働き」も期待できません。

 

「水素水」と言っても、商品によって含まれる水素の量は大きく異なりますので、いくらの含有量なのか、きちんと水素含有量を明示している商品を選ぶことが大切です。
目安としては、0.8〜1.0ppmの水素濃度があれば十分な効果が期待できると言われています。

 

私が実際に感じている「水素水が本物かにせものか」の判断は、水素水を飲んだ後に、トイレが近くなるかどうかです。約1.0ppmの水素濃度があるものを飲めば、だいたいトイレに行きたくなる頻度が増えます。

 

水素水を飲むなら

美肌や疲労回復効果を期待するなら1日500ミリリットルを目安に(1リットルという説もあります)、毎日の水分補給として継続的に飲むと良いです。
チビチビと少しずつ飲むより、1度に300ミリリットルを1日に2回ドカンと飲む方が、遺伝子のスイッチが入りやすいそうです。

 

※太田成男教授は1度に大量に水素水を飲むことを推奨されていましたが、
人間の体が一度に吸収できる水の量は、200ml程度と言われています。
それ以上の水を一気に飲むと、腎臓の排泄処理が追いつかず、体液が薄まる恐れがあります。
そうなると血液のナトリウム濃度が低下して、「水中毒」状態になります。
医学的には「低ナトリウム血症」と言われるものです。
腎臓の状態によっては、200ml以下でも水中毒に陥ることがあるので、水素水はコップ1杯でも一気飲みはしないで、一口ずつ飲むようにする方が良いです。
熱中症対策として大量の水を飲むことは、「水中毒」になる弊害もうんでしまいます。

 

水素医学について

 

世界中の研究機関の実験で、水素の抗酸化作用の他に、抗炎症作用抗アレルギー作用があり、代謝作用を活性化させる効果があることもわかってきています。

 

さらに水素は悪玉活性酸素を撃退するということだけでなく、悪玉活性酸素ができにくい体質にすることもわかってきています。

 

 

各医科大学での主な臨床試験、研究

 

 

・認知症 (筑波大)
・パーキンソン病(順天堂大)
・脳梗塞の水素治療(防衛大)
・急性心筋梗塞患者への水素ガス吸入(慶応大)

 

水素水研究、水素医学はまだまだ新しい分野なので、研究、臨床途上にあります。
2014年11月、FDA(Food and Drug Administration=アメリカ食品医薬品局)で水素の安全性が確認され、世界的に水素の研究、活用が進んでいます。
水素分子の働きは学術的には解明されていませんが、今後確実に実証されていくことでしょう。

水素水の将来「水素社会」の実現

大手企業も参画して、「水素」を薬として認可させる方向にも進んでいるそうです。
水素医学の大きな目標は、「水素が薬として認可され、保険も適用できるようにしていくことだそうです。
水素水を医薬品にすると、保険制度が崩壊してしまうので、現在はその方向に向かっていないようです。

 

水素水についての将来太田教授展望

 

現在水素水は高価なものです。
ある程度の収入がなければ、水素水を飲んだり、使ったりできません。
それが「水道水」と同じように、気軽に誰もが飲んだり、使ったりできるようになるといいと思います。

 

農業分野でも水素水を活用

農業分野でも水素水の活用が始まっています。
高知県は2015年から高知大学などと連携して、電気分解で発生する水素水を生かしたブランド農産物の育成を行っています。
水素の発生装置は約15万から130万円の費用がかかりますが、収穫量が5から15%増えるので採算は合うとのこと。
JA南国市は水素水活用したトマトやコマツナを販売しています。

 

水素はスゴイ!

水素で動く車

世界各国で水素のエネルギー利用が始まっています。
宇宙でいちばん豊富といわれる、クリーンエネルギー、水素。
トヨタは、水素が動力の燃料電池自動車「MIRAI」を発売しました。
トヨタは、水素を「将来の有力なエネルギー」と位置づけ、燃料電池自動車を社会への貢献度の高い「究極のエコカー」と考えているそうです。
(トヨタ自動車のロゴを掲載させていただきました)

 

現在「MIRAI」は、受注に全く生産が追い付かない状況で、かつ水素の供給所ままだまだ整備されていません。
今後に大いに期待されています。

 

ホンダは新型燃料電池自動車(以下FCV)のクラリティ・フューエルセルを発売しました。(2016.3.10)

 

 

東芝は水素社会実現に向け、グループ内の水素関連技術を融合した一貫ソリューションを開発し、事業展開していくことを発表しています。

 

10年先、20年先を考えたら、私たちの生活の中に、水素が当たり前に取り入れられている「水素社会」になっているのではないでしょうか?!

 

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